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ウィザードリィ リルガミンサーガ/ゲームレビュー

機種:プレイステーション
ウィザードリィは、コンピューターRPGの元祖だ。ドラゴンクエストもファイナルファンタジーも、いやこれまでに発売されたコンピューターRPGのほとんどすべてがこのウィザードリィに何らかの影響を受けているといってもよいと思う。

魔物や罠が待ち構えるダンジョンにパーティーを組んで潜り、敵を倒して経験値を得てレベルを上げる。さらに宝箱や時にはモンスターから強力なアイテムを手に入れ、以前はかなわなかった強敵に再び挑む。

こういったコンピューターRPGの基本的な部分はすでにウィザードリィの第一作で完成されていたのだ。

そのウィザードリィシリーズの第1作「狂王の試練場」、第2作「ダイヤモンドの騎士」、第3作「リルガミンの遺産」の3つのシナリオが、このリルガミンサーガには収められている。

ちなみに、いくつか制限もあるが、各シナリオ間でデータのコンバートもできる。

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○驚きの自由度の高さ

このリルガミンサーガではじめてウィザードリィをプレイする人は、その自由度の高さに驚くだろう。

パーティーの人数は1から6人の間で自由に決められるし、仲間の種族や職業も好きなものを選べる。ダンジョンに入っても特に行かなければならない場所もなく、好き勝手にうろついていればよい。

ダンジョンのグラフィックは通常のものに加えて、昔のウィザードリィのワイヤーフレーム(線だけでダンジョンを表現する方法)も選べるので、古参のファンは懐かしいだろう。

敵のグラフィックは末弥純氏のきれいなイラストがそのまま使われていて、迫力がある。

さて、ウィザードリィはドラゴンクエストなどと異なり、冒険の舞台はリルガミンの街とダンジョンしかないので、フィールドを歩いて他の町へ移動するということはない。

また、ストーリーや演出も有って無いようなものなので、最近のRPGに慣れた人から見ると単調で物足りないように思えるかもしれない。

しかし、ウィザードリィには最近のRPGでは失われた「本当の冒険らしさ」がある。

例えば、ダンジョン内で宝箱を見つけた。このとき、喜んですぐに宝箱を開けてはいけない。高い確率でトラップが仕掛けられているからだ。

そこで盗賊の出番だ。罠があるかを確かめ、あれば解除する。盗賊の能力によって解除できる確率が異なり、失敗すると毒に侵されたり、強制的にテレポートさせられたりしてしまう。

このような罠を解除する場面はいまのRPGにはほとんど見られないが、もしこういった要素が加われば、ゲームの幅が広がると思う。

そういえばドラゴンクエスト3は宝箱を開けるときに、魔法を使ってその宝箱がミミックなどのモンスターでないか確かめるという面白い要素があった。

あれはなかなか緊張感があってよかったが、その後のドラクエシリーズではなくなってしまったのが残念です。

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○キャラが死んでしまうと灰になる

また、パーティーの一人が死亡してしまうと、魔法や寺院で生き返らせることができるのだが、それに失敗するとそのキャラクターは「灰」になってしまい、二度と生き返らせることはできなくなる。かなりシビアだ。

宿屋もリアルで、部屋ごとに値段が異なる。馬小屋で寝れば無料というのがユニークだ。

このようにウィザードリィには独特の冒険の楽しみがある。緊張感のあるダンジョン探索だからこそ、強力な武器を見つけたときのうれしさは格別だ。

実際、シナリオをクリアするよりレアアイテム探しの方がウィザードリィでは人気がある。

先ほど述べたように、ストーリーもフィールドもないので、今のRPGに比べると物足りなさを感じることもある。



しかし、ひたすらダンジョンに潜り、敵を倒し、強いアイテムを手に入れる。この繰り返しがなかなか楽しいのだ。さあ、あなたも迷宮の中で一人ぼっちのマーフィーに会いに行こう。

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