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タクティクスオウガ/ゲームレビュー

TACTICS OGRE
シミュレーションRPGの金字塔といわれる名作。スーパーファミコンで発売され、セガサターンとプレイステーションに移植された。特徴は重厚な物語と、戦略性と自由度の高い戦闘だ。

物語は主人公がレジスタンス(抵抗軍)に参加し、次第に欲望と策略渦巻く戦乱に否応もなく巻き込まれていく過程を描いている。


○ダークな世界観

ドラゴンクエストシリーズのような牧歌的な世界観とは大きく異なり、登場人物はみな一癖も二癖もあり、裏切りが横行する。まさにオウガシリーズの生みの親である松野泰己氏の持ち味が発揮されている。

ちなみに物語は大きく3つに分岐するので、少なくとも3回は楽しめる。ただ、せっかく分岐するのだが、終盤ではどの分岐も似たような結果になってしまうのが残念。

それでもどの分岐を選んでも質の高い物語を味わえる。

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○高低差や時間差を駆使した高度な戦術

戦闘は、非常に内容の充実したものになっている。高低差のあるマップ上で自軍のキャラクター(ユニットと呼ばれる)を移動・行動させるのだが、まずこの高低差がとても上手に戦闘の要素に組み込まれている。

高いところに陣取れば弓矢を効果的に活用できるし、盾などで敵を突き落とすこともできる。

また、戦闘では「ウェイトターン」というシステムがとられている。これは、ユニットの素早さと器用さに、装備する武具の重さを足した数値で、これが少ないユニットから順番に行動できる。

ターン制と異なり、敵味方ともにこの数値にしたがって行動するので、回復魔法などを使うときにはよくタイミングを考えなければならない。

このウェイトターンこそがタクティクスオウガの戦略性を非常に高め、また今なお多くのファンをひきつけている要素だ。


○ユニットの育成や編成も自由自在

ユニットにはたくさんの職業から自由に選んだものにつかせることができ、これによって成長の度合いが大きく異なる。また、多くのゲームでは軽視されがちな補助魔法がタクティクスオウガではとても重要で、この使い方で戦況が大きく変わる。

ユニットの装備も非常に自由に選択できる。ドラゴンやゴーレムなどのモンスターを仲間にすることもできるし、重要な仲間であっても自軍から外すこともできる(ただし一度はずすと元に戻らないので注意!)。

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○やりこみ要素も満載

隠し要素ややりこみ要素も満載で、非常に難易度の高いお楽しみダンジョンも用意されている。

ある技を使うと、とてつもなく強い剣やユニットを作ることも可能。

通常自軍は10人まで参加させられるが、主人公一人でクリアする猛者もいるとか。

ちなみにやりこみ要素を極めるには、攻略本か攻略サイトを参考にしないと難しい。私がお世話になったのは「タクティクスオウガ宝物庫」だ。


○細部まで凝った世界

オンラインヘルプでは木や草にまで説明がつけられている。ウォーレンレポートというこれまでの物語や人物紹介などを詳しく説明したモードもある。凝りに凝った世界観だ。


○完璧な作品

重厚にして壮大なストーリー、細部まで作りこまれた世界、緻密な戦略性と高い自由度を両立させた戦闘システム。

これほど完成度の高いゲームはタクティクスオウガ以外にはまず見当たらない。自分の好みに合えば、どっぷりと世界に浸ることのできるゲームだ。心からおすすめできる1本です。


○購入の際の注意

なお、購入される際の注意を申し上げたい。私はサターン版をプレイした。サターン版は声優の声が入っていて、操作性も全く問題なかった。

ところがプレイステーション版では、私はプレイしたことがないが、ロードが頻繁に入るという欠点があるらしい。


↑プレステ版です

せっかくスーパーファミコンやサターンでは非常に快適なプレイ環境になっていたのに、プレステ版はそれを損なってしまったわけだ。

というわけで、できればサターンかスーパーファミコンでプレイされることをおすすめします。


↑サターン版です

セガサターン本体を持っていない方が多いと思いますが、今では中古で本体が安く買えますし、タクティクスオウガは本体をわざわざ買うだけの価値のあるゲームだと思います。

↑セガサターン本体 NEWパッケージです

なお、本体メモリーはボタン電池を使っていて、電池を交換するとデータが消えてしまうので、パワーメモリーを使った方が安心です。

↑サターン パワーメモリーNEWパッケージです

ただし、プレステ版でも深刻なほどの欠点ではないようですし、前述のおまけダンジョンで各階ごとにセーブできる利点があります。


○バーチャルコンソールとPSP

ニンテンドーWiiのバーチャルコンソールにも、タクティクスオウガがあります。価格は800ポイントです。

2010年に、松野氏も参加してリメイク版がPSPで発売されたそうです。タイトルは「タクティクスオウガ 運命の輪」です。



ユニットのレベルなどに変更があったそうです。

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